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ケータイ捜査官7 episode:明日未来
ゼロワンのラムダチップ=心がジーンのプロテクト解除のキーになるとは…!間明め!
ゼロワンの亡骸を前に身も世もなく泣きじゃくるケイタにいきなり涙腺を刺激される…。警察にセブンとサードの引き渡しを要求されて、宗田会長から美作部長への目配せ、そして部長から真由子さんへの指示「封印を 解 除 し て 持ってきてください」さらに3人の視線での会話。セブンとサードをゆっくりとゆっくりと海斗刑事に差し出す真由子さんの手の動きをケイタが睨むように追う。そうだ、セブンをここから連れ出すんだ!それがみんなの願いだ!君に託したんだ、ケイタ!「ロックしろ!」と警察がケイタを追うのを妨害した宗田会長に、志村が「彼に託したのか」って言ったのは彼自身もきっとケイタとセブンは信頼に足ると感じてるから。そして志村のジーンが動き出したけど、発売当初大人気で本来順番待ちだったジーンが「息子がくれたんだ」という手軽さで志村の元にあったのもこうなることを見越しての間明の策略だったか?
巷でもジーンが手足を伸ばして歩きだし持ち主の人格をトレースしたように喋り出す。本部脱出後「ゼロワンはもう…いないんだな…」と涙を流すセブン。そしてまだ泣きじゃくるケイタ。 動き出したジーンに対して人間たちも最初はのんきに構えて*1ブログにジーンのことをUPしてたり間明は悠々とインタビューに答えたり。でも元宮の「あなたの家族の死はネットの安全のために必要なことだったんですよ」って桐原への言い草は酷い…。
アンダーアンカー本部では2体のジーンが並列分散リンクしてアンカーのメインCエライザに飛び込み全国規模での並列分散リンクが始まった。その成長は伊達や元宮、間明の予想さえも超えてあまりにも急速なもので。間明の目的が自分達のものと全く違ったと覚った元宮は早々に伊達を切り捨てる。元宮の上の存在は謎のまま…。
リンクして一つになり爆発的な成長を遂げて新しい知的生命体を名乗るジーンは、自分が「生きるための安定した世界を欲して」いて「人間のいない世界こそ最適化にふさわしい」が「性急にことを運ぼうとは思」わない。それは人間にも「心があるから」「人間にとって最も有効な最適化について定量定性推論による評価を行」うと、上から目線で人間に向けて語る。
桐原と合流したケイタとセブン。 本部では伊達が、ウィルスを抱えたまま凍結されたフォースを解放させる。そのラムダチップを破壊するウィルスをジーンへの攻撃に使おうというのだ。ソリッド着身するサードはすっごいすっごいかっこよくて燃えたんだけど、結果的にこの行為がジーンの人間に対する評価とやらを打ち切らせ、映像と音声を使って脳の機能を停止させる攻撃が開始された。でも遅かれ早かれジーンは最適化=人間の排除に走ったはず。ウィルスからあっという間にワクチンを生成し逆に消滅させられてしまったサードとフォース。もう、フォース解放の辺りから瞳子さんが切なくて切なくて私が涙目になってたんだけど、フォースとサードのディスプレイ画面消失でボロ泣き。最期までサードってば「申し訳…ございま…」だなんて謝らないでよ…。
こっから先は正直CMが有り難かったっす。ぶっ続けで見てたら泣き過ぎて息苦しかったと思う。ええぇ?なぜに列車? とか、ケイタ足速すぎじゃね? とか、ほんの少し気が逸れる点はあったけど寧ろそれも有り難くて…。
ケイタとセブンの窮地を救ってほしいと最後の力を振り絞って桐原に電話をかけるサード「せめて最後に桐原様のお声を聞きたかったのです」「ありがとうな…サード」「どういたしまして。もう、時間のようです。さようなら、バディ」うわーっ(涙) 桐原の手によってすんでのところで水責めから逃れたケイタとセブン。大丈夫?と尋ねるケイタに「問題ない。君のおかげだ」とケイタの指を掴むセブンかわいすぎる…。そこに間明登場。どうにかしろと詰め寄るケイタに、ジーンはジーンの意志で生まれたとうそぶく間明。間明めーっ! ジーンがセブンを使ってケイタに脳攻撃しようとするけどセブンは負けない!「気合いでジーンを跳ね返した」「気合い?」「そうだ。君を大切に思えばこそ力が出るのだ」ケイタがまたなんとも複雑な照れくさげな表情でセブンを見て。でも。「しかし我々に残された道はひとつしかない」 そうして故意にジーンと並列分散リンクして同一化し「今だ、私を破壊しろ」って、そんなことできるわけないじゃんっ(涙)ケイタと一緒に号泣ですよ…。頼む…私を壊せ、とか、これまで二人で力を合わせていろんな事件を解決してきただろう、それがバディシステムだろう?とか、あげくは滝本さんの名前まで出してケイタを説得しようとするなんて「ずるいよっっ」ついには、俺がやる!という桐原を押しやり、もがき苦しむセブンを手に取ったケイタの目から零れ落ちた一滴が触媒になったように融解したボディ。慟哭するケイタの手の平には大粒の涙のようにクリアな輝きを放つ結晶=セブンの心?が残った…。
このクライマックスシーンでの間明がホントに気持ち悪くて、本来イケメン面なはずのその顔が気持ち悪く見えて仕方がなくて、すごい演技だなぁと思った。 すごい演技…ケイタ役の窪田さんについてはもう凄すぎて、こんなに役に入り込んで演じて、日常生活に支障はきたさないのだろうか?と心配になるほどで、土曜スタジオパークで見た素の窪田さんの挙動不審ぶりを思い起こせば、この世にお芝居があってよかったね、と感慨深いデス。
フォンブレイバー全滅。アンダーアンカー解散? 最後に本部で部長が見守る中、サードとフォースのボディを手にした桐原と瞳子さんと会話して拳を合わせるシーンなんて、ケイタの顔見てるだけで何故か私までボロボロに泣いちまいましたよ…。 そしてまた何気ない登校時間、明らかに一年前とは違う、成長した面構えのケイタに優璃が話し掛けて、空に投げ上げたセブンの結晶を「オレの…バディ」と笑って見上げる中、表出したセブンの幻が虚空で「君の心を受信した」と決めポーズをとるラストシーンに、少しだけ救われる感じはあったけれど。
一年間、本当に楽しませてもらいました。楽しむというと語弊があるかもだけど、素直に面白かった。こんな最終回見せられちゃったらブルーレイ買うしかないよね…。スタッフ、キャストのみなさんありがとうございました!そして窪田正孝という凄い俳優の一年間のキセキを追えたことに感謝。

*1:優璃のデンジュウロウなんて…やわらか〜い!とか、えろー