ジャイキリ10巻とパームシリーズの32巻をようやく読めた。

  • GIANT KILLING vol.10
    カレーパーティで泣かされちゃったい。
    「選手も フロントの人間も 地元の人達も 食堂のおばちゃんも ジュニアのコーチも 皆 一緒になって ひとつのことを共有してる」「これがクラブだよ」
    エンニオ・タルディーニで見た光景がよみがえる。おじいちゃんおばあちゃんからちびっこまで、夕食後のひと時を我が町のチームの活躍を見て過ごそうと集まってきた人々が、思い思いに試合を楽しむ様子。ちびっこ達が珍しげに「ジャポネーゼ?」って声かけてくれたりして。昼間見た、発煙筒を撃ち込み合うデッレ・アルピの光景が凄まじかったから、エンニオ・タルディーニが余計に牧歌的に感じたんだろう。
  • パーム 32 蜘蛛の紋様 vol.3
    別々の場所でボロボロに傷ついていく二人。カーターは心が。ジェームスは身体が。特にジェームスの身体に傷が増えていくのを見るのは本当に辛い。そして痛い。私達も、そしてまだ出会うべき人に出会っていないことを知っているジェームスも、この苛烈な状況からいつか抜け出せる時がくると分かっているけれど、あまりに酷い。
    「もうすでに弱ってる!それより早く医者を呼ぶんだ!足がどうなってるか見てみろ!」
    「足だけじゃねえぜ 悪さできんように指も折ってやった」
    それなのに鳥を助けた?毛色が調った鳥は青かったとわかった。