いつまでも迷い込んでいたかった

雨の日の森の中。
あれからもう1週間経っちゃって、テゴマスのうたライブDVD発売も発表されちゃって、今夜のけーちゃんにゅーすは増田さんがゲストだそうで、今さら感ありすぎるけど、初めての座長公演の大千秋楽の様子がものすごく印象的だったので、いまだにちゃんと覚えてるぅ?って未来の自分のためにも、うっとり振り返っておきたい。
と、その前に。
雨の日の森の中に携わった全ての皆様に、
素晴らしい舞台をありがとうございました。
感謝です!



人並みにある観劇経験の中で、あそこまで見事に台詞が飛んだ役者さんを目撃したのは初めてだったんで、一体どうする?!どうなる?!って、客席のあたたかい拍手と控えめな笑いの中でも冷や冷やしてたあの場面で、ものすごく自然に芝居を本来の流れに引き戻した増田さんが本当に立派で、今こうやって思い出しつつ記述しててもこみ上げてくるものがある。あの場面以前は大楽なりの緊張感が張り詰めていた舞台が、それ以降なんだか緊張感は残しつつもあたたかい不思議な一体感に満ちた空気に変わって、私はとても感動した。
特にノボルくんが「もーう、そのテープ中学の時に聞いといてくださいよーぅ!」と森田さんに向かって言う場面で、その膝にそっと手をのせてぐっと押すようにしたのを目にした瞬間、ああ!って胸が熱くなって。私はそんなにたくさんこの舞台を観たわけではないので、たまたま目にしたのが初めてだったのかな?と思ったけれど、友達*1に確認したら、やはり大楽で初めてした動作だそうで、彼女もとても感動したと教えてくれた。
それからもうひとつ、ノボルくんの「本当の僕は…ビビりで…なさけないからっ」という告白が、あきらかに今までとは違っていて。表現が難しいのだけれど、その声音だけで泣かされるほどの感情のこもり方、というか…。実はこのちょっと前、早峰さんを救うために自らの胸にナイフを突き立てる場面でも、ノボルくんの必死さに涙していた私だけど、最後に自分自身の情けなさを隠さずにさらけ出すノボルくんにも物凄くぐっときた。これも先述の友達に教えてもらったのだけど、このときのノボルくんは本当に泣いていたようで、それを聞いてまた、ああ!って思った。職業俳優としては、全31公演すべて同じクオリティで演じ切れなければならないのだろうけれど、いいじゃないか、と。少なくとも全公演を、その時に出来る精一杯で全力で演じたのは間違いない、と思えるから。
てことで、以下はほんとに自分用覚えてるぅ?です。

  • ヤングあっちっちによる、見事な「ハーイ!ハロー!ペンション後藤へ、ようこそ!」なんかこう、美月ちゃんに指示する増田さんがかっこよくって、お兄ちゃんぽくて非常にいい。好き!
  • 照沼&森田と原夫妻(翌日結婚式)の「ハーイ!」で2人とも右手に振り出すのを繰り返すのがやっぱり面白いー。菅原さんと玉置さんがどちらからともなく抱擁しあったのもおもしろかった。
  • 西田さんを呼び込むときに客席後方の中空に視線を送る座長さん。上目遣いかわいい…。つられてそっち見る共演者様方もかわいい…。特に片桐さんが翻弄されてて可愛い…。
  • コレ本当にそっから出てくるって信じてたのか、それとも増田さん一流のミスリードなのか?今度は舞台セット2階の方を向いたまま西田さんを待つ。後ろ頭かわいい…。つられてそっち見る共演者様方もかわいい。特に片桐さんが翻弄されてて可愛い…。
  • 結局、西田さんは普通にペンション後藤のドアからご登場。増田さん曰く、西田さんが公演の間中ずっと鎧の中に隠れてるって言ってたから、作・演出の西田さんでーす!ってなったら、こうやって(とギクシャクした動きで歩き出す真似)登場すると思ってたのにー!…!だからかー!それで鎧の方じっと見てたのねー。こんときの鎧に入ったまま動き出す真似がすっごく上手で感心しました。
  • 西田さんから提案で、キャストひとりずつ思い出に残ってるシーンを挙げてこう、ちょっとここ失敗しちゃったってとことか、って!このタイミングでなかなかのドエスさん。ほらー、仁美さんがちょっと居た堪れない感じになってるー;でも座長さんは、え?今日なんかありましたっけ?ってクールにフォロー。ひゅーっかっこいー!
  • 中竜さんは、テレビを拝んでからリモコンのスイッチを押すとテレビがつくってシーンで一度だけ、拝んだらテレビがついちゃったことがあって焦った、と。ここでスタッフ批判ですか〜、とか何とか舞台上でやいやい始まって、なぜか西田さんと増田さんから「悪いのはー?」「俺です」と言わされちゃった中竜さんが可愛らしくて参りました。てか、だーコンビ*2、ドエスすぎ(笑)
  • 菅原さんは、1階でワーワーやってる間に2階で玉置さんと繰りひろげてた渾身のサイレント芝居について、たまに声も出ちゃってた、と。誰も見てないって仰ってたけど、先述の友達*3はココ2階に大注目だったそうです。
  • 片桐さんのお話(お、思い出せないっ)が終わったら、フツーーーに話し始めようとした増田さん。慌てて片桐さんたちが止めに入って、じゃ、ぼくは最後に…、ってなって、今度は美月ちゃんがアレ?わたし?みたいにきょろきょろしてるのに向かって、おまえも後で!おれの前、みたいにお兄ちゃんぶって言ってるのが聞こえて、私むっきょー!ってテンションあがりまくり。美月ちゃん可愛いよーーーーー!お兄ちゃんぶる増田さんと2人合わせてアッチッチダヨー!
  • 仁美さんは台詞飛びの件に触れずにはおれず一生懸命謝ってらして。いやいやいや〜ってキャストさんがなってるとこに、でも、まっすーが入ってきてくれて、ほんとによかった的なこと仰ってくださって、座長さん素敵!って思いました(私が)
  • 玉置さんは、ノボルくんが突き立てる予定のナイフを放り投げるときのドキドキ感について。私これ、この瞬間まで何の危険性も認識してなかったー!そんな、上手くいったいかないで照沼さんの台詞のテンションも変わってたなんて全然気付かなかった!個人的にめっちゃ笑ったのは、一度ノボルくんの目の前で刃の部分から床にぶつかってしまって、ビヨヨ〜〜〜〜ン!てなった話でした。観たかったなー、その公演。
  • 初音さんは、みなさんとあまり絡みがなくって…って残念そうに楚々とした様子で話すんだけど、玉置さんが完全に横向いて初音さん凝視するもんだから話しにくそう〜。で、最初にノボルくんに目撃される場面での増田さんの顔が非常に面白くて笑えてしまって大変でした、と。私も斜め後ろから辛うじてノボルくんのほっぺたが見えるくらいの席で観たことありますが、確かにオモロカシい感じだったかもー。で、客席からの「やってみせてー」リクエストには当然こたえるわけないドエス座長さま。いーんです!それで、いーんです!それが、いーんです!
  • 美月ちゃんは関西弁が出ちゃう〜でも1ヵ所だけってかわいく話し出すも、キャストのみなさんから、いやいやいやいや、他にもあるでしょー的つっこみが。増田さんも、関西弁が出ちゃったときの美月ちゃんの「あたし間違ってねぇーし」な顔をまねっこ。うわー、もう、このふたりかわいいよおおおお!やばい、今思い出してもドキムネ!最終的に「俺の顔が悲惨ですみませんでした」って増田さんが謝って大団円、かな?
  • 増田さんは失敗とかあんま無かったですねーってあっさり〆ようとしたけど、あるでしょーって西田さんから「クイズターーーイム!」のとこが本番始まって3日目でやっと上手くいった件を暴露されてました。上手くいったのは3日目からだけど、そうじゃないときもちゃんと誤魔化せてたからセーフです、と言い張る座長さんに蘇る記憶。だからかー!私の初見は8日ソワレで、7日に観劇してた友達が「あの、クイズタイムんとこな、間違えとってん」て教えてくれたけど、初めて見た私には全く違和感無かったですわー。
  • カーテンコールの間、ずっと感じてたことは、なんてあたたかくて良いカンパニーなんだ…!ってことと、全公演を終えた増田座長が、何かから解き放たれた感いっぱいだよー!ってことでした。ノボルくんの仮面はもうそこには無くって、ちょっと寂しい気分にもなったけど、ああ!この人ほんっとにかっこいいなー!って惚れ直してしまったのでした。


ねぇ、覚えてるぅ?
この1ヵ月、本当に楽しかったんだよ…。



おまけ。帰途上に新大阪駅で見つけたお弁当☆

*1:めちゃくちゃ感動的な大楽レポを書いてらっしゃる><

*2:西田&増田

*3:彼女途中から菅原担公言してたし