SATC

#93 友情は永遠に…

パリに向かう当夜、サマンサ、ミランダ、シャーロットとディナーをとるためにアパートを出たキャリーの前にビックが現れます。なぜ連絡をくれない、小娘の気分だ、と言い募る彼に、今付き合ってる相手に呼ばれて今夜にはパリに発つことを語り、君と僕のことを話したい、と更に食い下がるビックに、君と僕のことなんて何もない!!とうとう激昂してしまうキャリー。これだけ感情が激しく動くってことは、ビックに関して結局吹っ切れてないってことか?と思って見ていると、ディナーの席で3人に向かって、ニューヨーク最後の夜を台無しにされたから腹を立ててるだけだ、と言い訳をしています。んんんー。3人とも微妙な表情です。
別れの挨拶のためにキャリーが、みなさん、と言い出しただけで泣き出すシャーロットにもらい泣き。キャリーのパリ行きに一番反対しているミランダが、私?私は意見を持たない女、とキャリーの肩を抱き寄せるのにも涙。サマンサの、このビッチ!別れるの寂しい…でトドメをさされてしまいました。
感動的なのを頼むと依頼された乳がんチャリティーイベントのスピーチで、原稿通りお堅い話をしていたサマンサ。だけど、放射線治療のせいで早目にきた(?)更年期障害ののぼせのためか熱くて堪らず、原稿を投げ捨ててかつらを取り去って本音を語ったら、会場中そこここで次々とかつらを取る女性たちの姿が…。本当に感動的なスピーチになって、ここもまた泣けました。真実が一番強いよ、っていうスミスは本当にかっこいい!サマンサの魅力に気付ける人なんだから当たり前なんだけど、実に賢い人です。その上キュートで言うことなしです。
憧れのパリに来てウキウキ*1だったのに、個展の準備に忙しいアレクサンドルに放って置かれて、1人街を流離うキャリー。ディオールで派手にすっ転んだ時に、みんなと一緒に買ったキャリーの名前のネックレスを見失い落ち込んでしまいます。ふと通りかかったカフェのガラス窓の向こう、楽しそうにお喋りする4人のパリ女性を見て、とうとうミランダに電話を掛けます。ニューヨークでは、あんなに自信満々に街を闊歩していたのに、パリのキャリーはメチャクチャ頼りなく所在無げに映って、みすぼらしく見えてしまうほど。
養子縁組の推薦状を取りにキャリーのアパートにシャーロットが来ていたちょうどその時、ビックから電話が入ります。留守電に、…君を愛してる、と切々と訴える彼に、思わず受話器をとるシャーロット。サマンサとミランダとシャーロットに呼び出されたビックは、キャリーを愛してる、と3人に訴えます。散々彼に振り回されて苦しんでいたキャリーを見ていた彼女たちは渋い表情ですが、ほんの少しでも望みがあるなら、これからパリに行って彼女を探す、というビックにミランダが一言、行って略奪してきて、と。(!)そして来週は、最終回です。(T_T)

*1: プラザアテネのサイトhttp://jap.plaza-athenee-paris.com/を見ましたが、あの部屋ロイヤルスイートかしらん??