SHT-sr05

シンケンジャー
5幕「兜折神」(かぶとおりがみ)
殿ーっ!(惚惚)ってなっちゃうよね、これは! みんなで一緒に遊園地に行きたがることはちゃん可愛すぎる!用があると言って遊園地に来なかった殿のこと一人だけ「稽古かも」って言ったり、なんだか直感系?ことはだけじゃなくて流ノ介も千明も茉子も第4幕までエピソードを積み重ねて描かれてきたキャラクターのまま生き生きとしてて、人格にブレがないっていいなぁと思います。そして殿は…今回の殿ったらもう! 幼い頃のことをジイにからかわれて「その話はいいって!」って拗ねてみたり、少なくとも今の倍のモヂカラが必要とされる秘伝ディスクを使いこなすために一晩中ボロボロになるまで稽古して、それでもいざ使う段になって躊躇していた耳に入る「殿!」と呼ぶ4人の声に意を決して秘伝ディスクをセットして雄々しく闘ったり、魅力炸裂。 あんなアヤカシにどうやったら勝てんだよ〜!って弱気になってる千明たちに「恐れは最大の敵となる」とジイが諭しても「力が無きゃ勝てねぇ」って言い募る千明に「力ならある」と秘伝ディスクを示し「俺なら出来る」と言い切る丈瑠。けど一人になって秘伝ディスクを握りしめ*1「俺なら出来る…か」とため息混じりに呟いてから、キッと前を見据えて稽古に向かう。必死に稽古する丈瑠を見守りながらジイが独白してたことが今回の肝だと思うんだけど「まだ使えぬと言えば戦いに不慣れな流ノ介達の恐れは戦いを不利にする。彼らの支えとなるのは殿の強さのみ。その強さに微塵の揺らぎもないからこそ命を預けて戦える。それが分かっているからこそ、殿は一人で…」死ぬほど稽古して流ノ介達の前では何食わぬ顔をしてジイにも「大丈夫だ…行ってくる」*2と微笑む。秘伝ディスクをセットする直前の躊躇いも、4人が「殿!」と呼ぶ声が丈瑠の心を奮い立たせ背中を押したんだなぁ…。 ラスト、遊園地に行くのを断り、独り石段を上る丈瑠の目の前にジイが現れると体から力が抜けてしまって、ジイに身を支えられながら絞り出すように「正直…かなりビビった…もし失敗したら…終わりだからな…」ってもう!ジイと声を揃えて「お見事でした…お見事でしたぞ 殿っ」って言っちゃいますわー。

*1:足だけじゃなくて爪も長いんですね殿!きれいな指先です殿ぉ!

*2:ここの表情と言い方すっごく良かった!